紫外線散乱剤か吸収剤か|日焼け止めの塗る量・何分前・塗り直し時間割

根拠の内訳:出典 5件大規模・体系的な研究 1件小規模・観察研究 1件学会・公的機関 3件確認 次回確認 出典を見る根拠の基準

紫外線散乱剤でも吸収剤でも、外出の20〜30分前にたっぷり塗り、屋外では2〜3時間おきに塗り直します。

手の甲をぐっと寄って撮り、肌のきめのすき間に白いクリームの跡がところどころ残っている様子
このノートで扱うこと全8項目
  1. 紫外線散乱剤と吸収剤で、塗る量は違う?
  2. 日焼け止めは外出の何分前に塗ればいい?
  3. スティックやスプレーでの塗り直しで足りる?
  4. メイクの上から日焼け止めを塗り直すには?
  5. 紫外線散乱剤・吸収剤・併用タイプの比較表
  6. 通学・通勤・運動する日の1日の時間割
  7. 日焼け止めで肌に反応が出たら、皮膚科に行く目安は?
  8. 塗る量と時間割の根拠にした資料
項目 内容 根拠
塗る量 SPFは肌1cm²あたり2mgを塗って測りますが、実際にはその1/4〜1/3しか塗られず、防ぐ力も1/4程度にとどまります 大韓皮膚科学会・学会
形状別の実際の量 52名が実際に塗った厚さはローション1.1、スプレー1.6、スティック0.35mg/cm²で、どれも2mg/cm²に届きませんでした 2015 PMID 25771707・B
外出前の時間 屋外活動の20〜30分前に塗ります 大韓皮膚科学会・学会
塗り直しの間隔 2〜3時間おき、水に入って出たあとにも塗り直します 大韓皮膚科学会・学会
メイクとの関係 メイク用品のSPFは使用量が少ないため表示どおりにならないので、日焼け止めを別に塗ります 韓国疾病管理庁・機関

紫外線散乱剤と吸収剤で、塗る量は違う?

塗る量の目安は同じです。SPFはどちらの方式も1cm²あたり2mgを塗って測った値で、大韓皮膚科学会(韓国の皮膚科学会)は、実際には多くの人がその1/4〜1/3しか塗らず、表示された数値ほどは防げていないと説明しています。

違いは塗り心地から生まれます。紫外線散乱剤(酸化チタン・酸化亜鉛)は白浮きしやすいので薄くのばしがちで、紫外線吸収剤は透明にのびるので量の見当がつけにくくなります。どちらでも「いつもよりもう1回分多く」を目安にし、白浮きのせいで塗る量が減るなら、使い心地の合うほうに替えるほうが得策です。

日の当たる大理石の上に、固めの白いクリーム1本と半透明のゆるいテクスチャー1本を並べてのばした様子
固めのテクスチャーとゆるいテクスチャーでは少なく塗ってしまう理由が違うので、どちらもいつもより1回分多く取っておきます。

日焼け止めは外出の何分前に塗ればいい?

大韓皮膚科学会は、屋外活動の20〜30分前に塗るよう案内しています。通学や通勤の直前に玄関で塗るより、洗顔・保湿を終えた直後に塗っておけば、この時間は自然に満たせます。

塗ってから出かけるまでの時間を、紫外線散乱剤と吸収剤で分けて決めた目安は、この記事の根拠資料にはありません。そのため時間割はどちらも同じにし、製品を替えた日は塗った時刻と出かけた時刻を一緒に書いておきます。

海を見下ろす石垣の遊歩道を、白い帽子に青いワンピース姿の女性が日差しの中を歩いていく後ろ姿
日差しの下を長く歩く日は出かける20〜30分前に塗っておき、帽子はその上に足すものと考えます。

スティックやスプレーでの塗り直しで足りる?

スティックだけで塗り直すと量が足りなくなりがちです。参加者52名が実際に塗った厚さを測った2015年の研究では、ローションは1.1、スプレーは1.6、スティックは0.35mg/cm²で、どれも推奨量の2mg/cm²より少なく、スティックがいちばん薄い値でした。

同じ研究では、年齢や肌タイプのような要因も塗る厚さに影響していました。スティックを使うなら同じ部位を何度も往復して重ね塗りし、運動や体育の授業のあとのように汗を多くかいた日は、時間になっていなくても塗り直します。

メイクの上から日焼け止めを塗り直すには?

朝は日焼け止めを先に単独で塗り、その上にメイクをします。韓国疾病管理庁(KDCA)は、SPFを測るときの量は2mg/cm²なのにメイクで使う量はそれよりずっと少ないため、メイク用品のSPFだけを頼りにせず日焼け止めを別に塗るよう案内しています。

同じ資料は、フェイスパウダーの場合、SPFの測定に使った量の10〜14倍を塗らないと表示どおりの数値にならないという研究も紹介しています。日中にメイクの上から塗り直す具体的な方法を比べた研究は見つからなかったので、クッションファンデやパウダーに頼るより日焼け止めをもう1回重ね、そのテクスチャーと時刻を記録しておくやり方をおすすめします。

紫外線散乱剤・吸収剤・併用タイプの比較表

基準 紫外線散乱剤 紫外線吸収剤 両方を配合したタイプ
しくみ(韓国疾病管理庁の説明) 紫外線を反射・散乱 紫外線を吸収 2つの方式を1製品に配合
代表的な成分 酸化チタン、酸化亜鉛 オキシベンゾン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど 両方の系統を一緒に
塗るとき 白浮き → 薄く塗りがち 透明 → 量の見当がつけにくい 製品による
韓国疾病管理庁が挙げる注意点 白浮き 目にしみる、熱による刺激、アレルギーや吹き出物の原因になる可能性 2製品を自分で混ぜて塗らず、完成品を使う
外出前・塗り直し 20〜30分前・2〜3時間おき 同じ 同じ

韓国の食品医薬品安全処(MFDS)は2026年8月、SPF・PAを設定する根拠に国際規格(ISO)の生体外試験データを加える改正案を行政予告しました(未確定)。これは韓国で販売される製品についての話で、SPFの試験や表示のルールは国によって違います。確定すれば表示の数値を決める試験方法が広がる可能性があるため、比較表の基準は塗る量と時間に置きました。

青みがかったグレーの背景の左にこんもり積もった白い粉、右に丸くたまった透明なしずくが1つ置かれている様子
粉のように白く残るタイプと透明になじむタイプは使い心地が違っても、比較表の基準は塗る量と時間です。

通学・通勤・運動する日の1日の時間割

時刻(例) 通学する学生 通勤する会社員 屋外で運動する日
7:30 洗顔・保湿のあと日焼け止め 洗顔・保湿のあと日焼け止め → メイク 洗顔・保湿のあと日焼け止め
8:00 出発(塗って30分) 出発 出発
10:30 休み時間に塗り直し 昼に外出しないなら省略可(メモ) 2〜3時間たったら塗り直し
12:30 昼休みのあと校庭に出る前に塗り直し 昼の外出前にメイクの上から塗り直し 汗や水がついたらすぐ塗り直し
15:00 体育の授業のあとに塗り直し 外回りの前に塗り直し 2〜3時間の間隔を保つ
夜 洗顔 1段目の洗浄料 → 2段目の洗浄料 SPFが高いかウォータープルーフなら1段目 → 2段目

東南アジアのニキビ管理ガイドライン(2015年)も、洗顔・保湿・日焼け止めからなるスキンケアをあわせてすすめていました。夜の落とし方の順番は、クレンジングクリームはいつ使う?メイクの濃さ別の洗顔の組み合わせ表に続きます。

日焼け止めで肌に反応が出たら、皮膚科に行く目安は?

  • 日焼け止めを塗った場所に腫れ・かゆみ・じゅくじゅくが出たら、使うのをやめて皮膚科を受診してください。
  • 替えた製品をやめても目のまわりのしみる感じや赤みが数日続くなら、医療機関でみてもらいましょう。
  • 少し日に当たっただけで水ぶくれができる、いつもと違う発疹が繰り返すときは、医師の診察を考えてください。

塗る量と時間割の根拠にした資料

  • 参加者52名が実際に塗った厚さを測った2015年の研究(PMID 25771707)では、ローション1.1、スプレー1.6、スティック0.35mg/cm²で、どれも推奨量の2mg/cm²より少ない値でした。
  • 大韓皮膚科学会の「日光遮断剤」の資料は、多くの人が測定量の1/4〜1/3しか塗らないと説明し、屋外活動の20〜30分前に塗ること、2〜3時間おきに塗り直すことをすすめています。
  • 韓国疾病管理庁の「青少年の安全な化粧品の使い方」(2026年確認)は、フェイスパウダーは測定量の10〜14倍を塗らないと表示どおりのSPFにならないという研究を挙げ、日焼け止めを別に塗るよう案内しています。

よくある質問

日焼け止めを塗ってすぐ外に出てもいい?

大韓皮膚科学会(韓国の皮膚科学会)は、屋外活動の20〜30分前に塗るよう案内しています。すぐ出かけなければならない日は、玄関ではなく洗顔・保湿の直後に先に塗っておくように、順番を前倒しするほうがよいでしょう。紫外線散乱剤も紫外線吸収剤も同じ時間の目安を使います。

家の中でも日焼け止めを塗ったほうがいい?

この記事が参考にした学会の資料の時間の目安(20〜30分前、2〜3時間おき)は屋外活動を前提にしたもので、室内だけで過ごす日の推奨は見つかりませんでした。室内で塗ると問題になるという根拠もないので、外出の予定がある日は出かける時間に合わせて塗り、ヒリつきや吹き出物が出ないかを記録してみてください。

メイクの上から日焼け止めを塗り直す順番は?

朝は日焼け止めを先に単独で塗り、そのあとメイクをします。韓国疾病管理庁(KDCA)は、メイク用品のSPFは実際の使用量が少ないため表示どおりにならないとして、日焼け止めを別に塗るよう案内しています。日中に塗り直す方法を比べた研究は根拠資料にないため、使うテクスチャーと量を記録しておくことをおすすめします。

出典

  1. Korean Dermatological Association — Sunscreens (Korean)機関資料
  2. Korea Disease Control and Prevention Agency (KDCA) National Health Information Portal — Safe cosmetic use for teens (Korean)機関資料
  3. Sunscreen application thickness and factors in preservative exposure, 52 people, 2015 (PMID 25771707)B
  4. Acne management guidelines for Southeast Asia, 2015 (PMID 26211507)A
  5. Korea's Ministry of Food and Drug Safety (MFDS) — Proposed amendment to the regulation on review of functional cosmetics, pre-announcement notice No. 2026-409 (Korean)機関資料

動画や掲示板の投稿は、ここでは事実の根拠として扱いません。詳しいルール:編集方針